縫合糸
Suture
手術用縫合糸は、古代より木綿糸、絹糸、腸線などが使われていた歴史があります。その後、合成糸のナイロン、ポリエステル、合成吸収糸が出現し、汎用されております。しかし、縫合糸としてすべての条件を満たす糸というものは皆無であり、またその必要性もありません。重要なのは目的にかなった糸を選ぶ事です。
形状による縫合糸の区分について
縫合糸の素材による区分

縫合糸の形状による区分
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モノフィラメント(単糸)
単一のフィラメントからなる糸
一般的に組織通過性が良い反面、結節が緩みやすい欠点があります。
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マルチフィラメント(編糸)
細いフィラメントを編み込んだ糸
一般的に結紮が緩みにくく取り回しやすい反面、組織通過性が悪い欠点があります。柔軟であることから、太いサイズになるほど操作性が有利となるため、強度の求められる術部の閉創に多用されます。
縫合糸の太さ


縫合糸の販売形態による区分


製品コードに関して

縫合糸製品コードに関して(カットタイプ)

縫合糸製品コードに関して(ボビンタイプ)
